いりこのみそ汁

きままにはきだし

泣く子も黙る地方民②

地方民であるわたしにとって最大の敵、それは遠征費。

チケット代とかははっきり言ってどうってことはない。ついでに言うと物販の金額も。

遠征費と比べればごま粒みたいなものだ。


遠征に慣れていない時は飛行機とホテルパックのプランで3万弱で東京に行っていた。大阪だとその新幹線バージョンでもう少し安いプランで行っていた。ホテルもそこそこいいところに泊まれたし、普通に航空券とか切符とか買ってホテル別で予約したらもっとかかるしめちゃめちゃいいじゃ〜ん!って思っていた。


たしかに年に2回くらいの遠征なら全然それでいい。上等だと思う。

だけどわたしはほぼ毎月遠征しているのである…正直自分でもあほじゃないかって思う。でも楽しいからいいのだ。人生は楽しまないといけないのだ。


そこで重宝しているのがLCCである!強い味方LCC!!荷物は最小限にまとめ(最悪現地調達すればいい!)時には空港泊もする!カプセルにだって泊まるし、ネカフェで夜を明かしたりもする!

初めはどんなものなのかって思ってたけど、これが慣れてくると色んな経験ができて面白いなって思えるようになってきた。

時には狭い部屋に泊まってみたり、他の人との相部屋で荷物を抱えて眠ってみたり(これは結構ヒヤヒヤした)


舞台を観るようになって、何回も遠征するようになったからこそ得られる体験だと思うし、これで少しでも遠征費が浮いて一つでも観られる公演が増えるのなら、全然構わない。


そう、遠征を重ねるごとに強くなりさらに次の遠征への課題を見つけ猛者になっていくのだ。


と、こんな風にプラス思考に言っているけど本音は旅費(ホテル込み)で1万円以内で行きたいし、イベントとかのスケジュールは最低でも1ヶ月前には教えておいてほしい…(2週間前に先行とかほんとしないで…地方民にも優しくして)

そして今すぐにでもロトか何か当たってくれ。

泣く子も黙る地方民①

ソシャゲからうっすらと卒業してはや数ヶ月…突如はまり込んでしまったジャンルがある。

それは2.5次元。そう…あのはまると抜けられないという2.5次元にはまってしまったのだ。


きっかけはとあるゲームの舞台だった。その時はまだライブビューイングで満足するほどの熱量だった。

その後なんとわたしの県でも公演があるという情報が入る。行くっきゃない…友人と一緒に観に行った。

「めちゃめちゃいいね!生で観るの!!!」

テンションが上がった。トレブロをしこたま買った。なん往復しただろうか?わからない…それほどテンションに任せて買い物をした。

帰りの車の中で興奮しながら内容について語った。(興奮しすぎて会話の内容は全然覚えてない)


でもまだ片足を突っ込んだ程度だった。事件はその年の4月に起こったのだ。

同じ作品のミュージカルを観に行った。わたしは特に推しキャラもいないし〜って感じで、推しキャラがいる子たちと観劇した。完全に舐めていた。舐めプをしていた。

観終わったあと雷が落ちたように脳に指令が下りた。


「物販に行きなさい。終わってすぐにブロマイドを買うのです。」


ブロマイドを買いに早歩きをした。3階だったので物販の締めギリギリかもしれないというアナウンスにビクビクしながら物販に並んだ。

その後無事に買え、ホテルでみんなでブロマイドを広げてはしゃいだ。みんなハイになっていた。みんな同じように雷に打たれていた。


その後秋にある新作公演冬にあるライブ…全部行った。複数公演入った。うちわも作って最高に満喫していた。

「絶対に来年も行こうね!!新作も見ようね!!!!!」

みんな同じ気持ちだった。ライブビューイングで満足していたわたしたちはもういなかったのだ。(むしろライブビューイングで千秋楽を観た時になぜわたしはあの会場にいないのかって思うくらい)


しかしここで大きな問題が発生するのだ。

そう!わたしたちは泣く子も黙る地方民!!

本州ですらない地方民だったのだ!!!


つづく


すぐ夢中になってしまう話②

2年ほど夢中になってたソシャゲから離れてたった2.3ヶ月後にとあるアプリをインストールした。

またしてもカード育成系のゲームだったんだけど、とにかくイラストがものすごく好みだった。でも、ちょっと前にハマってたソシャゲの影響もあって、課金はしないかな…って気持ちでのんびりプレイしているだけだった。


イベントもまったり参加。ポイントで取れるカードは取っておこうかな〜。ランキング報酬は取れたらいいか!みたいなプレイスタイルだった。

だけど、何かわたしの中で物足りなさが膨らんでいった。

そう、課金をしたくなってきたのだ。


前回課金やめるって学んだんじゃないのかよって感じなんだけど、推しキャラが出来てしまったのだ。そうなると、やっぱりガチャカードは欲しいし、イベントで報酬に来たら集めたくなってしまった。やるしかねぇ。


そんなことを思っていたら、早々にイベント報酬で推しが来てしまった。しかもランキング最上位報酬で。

戦力は整っていない状態だったので、ひたすら課金してポイントを稼いだ。

なんとか推しのカードは手に入れた。だけど、最大枚数は手に入らなかった。ただただ悔しかった。よくわからないけどめちゃめちゃ負けた気になっていた。


悔しい…なぜわたしはあの頂に行けないのか…何が足りなかった…戦力だ…戦力が圧倒的に足りないのだ。そう考えた。

そこからは推しだろうと何だろうとイベント報酬を取りまくった。いつかまた来るであろう推しのランキング最上位報酬のために。


そうこうしていると、二番目くらいに推していた子のランキング報酬が来た。やってやる。最大枚数取ってやる。

そんな感じでイベントに参加した。


直前にウイルス性腸炎にかかっていたのもあって体調は最悪だったけど、滑り出しは最高だった。後はひたすら課金アイテム砕いていけばいい…そんな感じに思っていた。

だけどここで思わぬ誤算があった…

ボーダーが落ち着かないのだ。


いやいや、いくら人気ある方だっていっても高くない??え??まだ期日半分もあるよ…??


軽くパニックになった。引くに引けない課金額。乱高下するランキング順位。なかなかすぎない残りのイベント日数。

二推しだからって迂闊に手を出すんじゃなかった…

そんな気持ちを持ったまま、何とかわたしは走り抜けた。最大枚数獲得したのだ。

この後三週間ほど続く下まぶたの痙攣と引き換えに。


なんやかんやあったけど、わたしは満足だった。後悔もしていないし、なにより最推しの前にこういう経験ができてよかった!と、めちゃめちゃプラス思考だった。

それに、二推しと最推しは同じユニットだから早々にまたランキングで来ることもないだろう!と、油断していた。

その時はわたしが思っていたよりも早くやってきたのだ。


最推しのランキング最上位報酬。


早すぎる。早すぎるだろ。でもわたしはやるしかない。リベンジする為にここまでやってきたのだ。


もうこの後はひたすらに走った。直前に二推しのイベントがあったからか、とても落ち着いた気持ちで挑めた。

ボーダーは多分過去最高ってくらいに高かったけど、わたしは勝ち抜いた。


イベントが終わって欲しいものも手に入れて最高にハッピーだった。早々に育成も終えた。モーションも何度も見た。


そしたらまたあの満足感がやってきた。


今でも最推しは好きだし、前みたいにイベント激走するってことはなくなったけど、カード追加の情報は追うし、手に入れられそうなところは入手している。決して嫌になったわけではなくて、落ち着いてまったりプレイに切り替えただけ。

でも、このアプリだけじゃなくて今後課金はもうしないだろうなって思ってる。(もしかしたらまたじゃぶじゃぶ課金するかもしれないけれど…)


あと後々気づいたことだけど、このアプリもその前のソシャゲもだいたい2年くらい思いっきり課金して満足しているから、自分はそういうサイクルなのかもしれない…




すぐ夢中になってしまう話①

後から読み返して、こんな事思ってたな〜用の自分宛てメモ。


ほんの数年前、とあるソシャゲにめちゃめちゃハマった。何でそんなにハマったのかよくわからないけど、とにかくお金を使いまくった。
課金することに躊躇いもなかったし、何より自分の好きなキャラのカードが手に入ったり、ストーリーが開放できることが楽しくて仕方がなかった。その界隈では運営がくそだのなんだの言ってる人たちがいたけど、そんなの気にならないくらいわたしは夢中だった。

ランキングを争うイベントにも参加した。推しキャラが報酬で来てもいいように、戦略を立てたり(要はいくつ課金アイテム積めばいいかとかそんな感じの)、ボーダーのポイントの予測とかもして、いつかくる推しの最上位報酬獲得のために睡眠時間を削って(よくわからない)経験を積んだ。
いま思うと必死すぎて自分でも引く。
眠れてないから体力もなくなってアホみたいに風邪をひいた。多分アホになってたんだろう。

で、来たのだ。推しのランキング最上位報酬が。それはもうめちゃめちゃ頑張った。どうせなら最大枚数とってやろう!どうせなら100位以内にはいっちゃえ!みたいな感じで、気づいたら一桁台にいた。

こういうランキングイベントあるあるなのかはわからないけれど、ある程度の順位まで行くと何だか抜かれるのも癪だしってのでその順位をキープしたくなる。
アイテムを消費し、睡眠時間を削り相手の動向を伺いながらの順位キープ。
なんだか歴戦の猛者にでもなった気分だった。(さらに上には上がいるんだけど…)

で、なんやかんや10日ほどあるイベント日数を終えて大好きな推しのカードを手に入れて、ランキングもそこそこ上の方には入れてめちゃめちゃ幸せなはずだったんだけど、唐突にとてつもない達成感におそわれた。

あ、もういいかなってなった。なんかよくわからないけど凄く満足してしまった。まだ推しのことは好きなのに、そのソシャゲに興味を無くしてしまった。
それがすごく寂しくて辛かった。あんなに夢中になってたのに。あんなに誕生日カードでなくてお金ぶっ込みまくってたのに…
めちゃめちゃ自分勝手なんだけど。

ひとつの恋が終わったのだ…けんか別れじゃない、円満にお互いの未来のために離れるのだ。
そんな感じに心の中で締めくくった。
そして、熱中しすぎるのはよくないからこういうゲームとはほどほどに付き合わなきゃいけないんだって学んだ。課金のしすぎもよくないって学んだ。あと、三大欲求のひとつの睡眠欲のことはもっと大切にしようって心に誓った。


だけど、その数ヶ月後わたしはまたこりずに恋に落ちるのであった。