いりこのみそ汁

きままにはきだし

すぐ夢中になってしまう話①

後から読み返して、こんな事思ってたな〜用の自分宛てメモ。


ほんの数年前、とあるソシャゲにめちゃめちゃハマった。何でそんなにハマったのかよくわからないけど、とにかくお金を使いまくった。
課金することに躊躇いもなかったし、何より自分の好きなキャラのカードが手に入ったり、ストーリーが開放できることが楽しくて仕方がなかった。その界隈では運営がくそだのなんだの言ってる人たちがいたけど、そんなの気にならないくらいわたしは夢中だった。

ランキングを争うイベントにも参加した。推しキャラが報酬で来てもいいように、戦略を立てたり(要はいくつ課金アイテム積めばいいかとかそんな感じの)、ボーダーのポイントの予測とかもして、いつかくる推しの最上位報酬獲得のために睡眠時間を削って(よくわからない)経験を積んだ。
いま思うと必死すぎて自分でも引く。
眠れてないから体力もなくなってアホみたいに風邪をひいた。多分アホになってたんだろう。

で、来たのだ。推しのランキング最上位報酬が。それはもうめちゃめちゃ頑張った。どうせなら最大枚数とってやろう!どうせなら100位以内にはいっちゃえ!みたいな感じで、気づいたら一桁台にいた。

こういうランキングイベントあるあるなのかはわからないけれど、ある程度の順位まで行くと何だか抜かれるのも癪だしってのでその順位をキープしたくなる。
アイテムを消費し、睡眠時間を削り相手の動向を伺いながらの順位キープ。
なんだか歴戦の猛者にでもなった気分だった。(さらに上には上がいるんだけど…)

で、なんやかんや10日ほどあるイベント日数を終えて大好きな推しのカードを手に入れて、ランキングもそこそこ上の方には入れてめちゃめちゃ幸せなはずだったんだけど、唐突にとてつもない達成感におそわれた。

あ、もういいかなってなった。なんかよくわからないけど凄く満足してしまった。まだ推しのことは好きなのに、そのソシャゲに興味を無くしてしまった。
それがすごく寂しくて辛かった。あんなに夢中になってたのに。あんなに誕生日カードでなくてお金ぶっ込みまくってたのに…
めちゃめちゃ自分勝手なんだけど。

ひとつの恋が終わったのだ…けんか別れじゃない、円満にお互いの未来のために離れるのだ。
そんな感じに心の中で締めくくった。
そして、熱中しすぎるのはよくないからこういうゲームとはほどほどに付き合わなきゃいけないんだって学んだ。課金のしすぎもよくないって学んだ。あと、三大欲求のひとつの睡眠欲のことはもっと大切にしようって心に誓った。


だけど、その数ヶ月後わたしはまたこりずに恋に落ちるのであった。